ポップスとは? ~ポップスの成り立ちと歴史~

音楽のジャンルの一つに「ポップス」というものがあります。

カラオケの人気ジャンルとしてJ-Popがありますよね。それがまさにポップスなのですが、その歴史や特徴を改めて振り返ってみます。

それでは「ポップス」とはどのような音楽ジャンルなのかを見ていきましょう。

もくじ

ポップスの特徴

ポップスは Popular Musicの略で、日本語訳するとその名のとおり人気がある曲です。

定義がすごく曖昧で、ポップスとはこういうもの!というよりは、その時代で流行っている曲調を取り入れた曲を漠然と指していたり、あらゆる人々に受け入れられるような曲のことをいいます。そのためロックに分類されつつもポップスに分類されたり、ダンスミュージックに分類されるもポップスの一面を持っている曲があります。

国民性や地域性が違うため国ごとに流行る傾向が違うので、その国特有のコード進行や作曲構成に特徴が出ます。

Liz
Liz

日本で作られたポップスをJ-POP、韓国で作られたものはK-POPと言いますね。

もちろん音楽的に優れた曲もたくさんありますが、そうではなく芸術性や音楽性よりも人気が出るかを重視する場合があります。

歌詞

歌詞は普段の悩みや日常生活で体験することなど、身近に感じるテーマが多いです。

特に多いのは恋愛です。アイドル今日もポップスに分類されるのですが、グループによっては恋愛ソングしか出していないところもあるでしょう。

使われる楽器

使われる楽器に決まりはありません。バンド形式で演奏されることもありますし、ボーカル一人のパターンもあります。

ただし何と言っても日本のポップスはアイドルに支えられているので、アイドルに目線を向けてみると、多くの場合は楽器隊が0人で全員が踊りながら歌っていますね。

曲の流れ

J-POPの曲の構成は「イントロ」→「Aメロ」→「Bメロ」→「サビ」が一般的です。

ポップスとダンス

例えばK-POPのように、他の国ではダンスパフォーマンスが重要な役割を持っており、いかに洗礼された完成度の高いダンスができるかが鍵になりつつありますが、日本の場合はダンスよりも歌が重要視されます。

というのも日本にはカラオケがあり、歌うことが大好きな人が多いので、歌いやすさや親しみやすさに力を入れて曲が作られます。

Liz
Liz

ただしここ数年曲のキーが高くなり、歌いにくくなりつつあるんですがね...

ポップスの歴史

1950年代にイギリスでロックンロールが流行します。その時期にカントリー、ジャズ、ゴスペルなどから影響を受けて「ポップス」が台頭します。

様々な音楽スタイルの影響を受けて、この頃から普及してきたラジオやレコードの波に乗りながらポップスが広まっていくのです。

その後の1960年代にはビートルズやボブ・ディランがポップスを牽引します。(ビートルズがポップスに分類されるかどうかの話は別です)

1970年代ころから音楽は細分化していきます。ポップスも同様に分かれていき、都会的なシティポップやアイドルが歌うアイドルポップも登場しました。

1980年代から音がビデオが普及したので、歌だけではなくダンスや衣装も含めて「ポップス」になりました。ちなみに日本では1989年にFMラジオ局がJ-POPという言葉を使い始め、1990年代にJ-POPという言葉が確立します。

2000年代はレディーガガやジャスティン・ビーバーなどが時代を築いていき、現代もアイドルを中心にポップスが作られていきます。

ポップスの種類 or 有名曲

世界的に有名な曲を5つを紹介します。

Michael Jackson - Thriller

まずは「King of Pops」のマイケル・ジャクソンから一曲。

ご存じの方も多いでしょう、ご紹介するのは「スリラー」です。

MTVと呼ばれるケーブルチャンネルで、初めて黒人音楽家のビデオが放送されたのがこの曲でした。

特にアメリカでは音楽と人種差別は切っても切れない関係にあり、物議を醸してきたアメリカの歴史においてスリラーは重要な転換となったのです。

Michael Jackson - Thriller (Official 4K Video)

The Beatles - Hello, Goodbye

ビートルズといえば "let it be" や "Yesterday" が有名で、ロック風の曲も多いですが、優しい曲調の "Hello, Goodbye" を紹介します。

1967年にリリースされた曲でイギリスをはじめ、アメリカやカナダのシングルチャートで1位を獲得しました。

1960年代はビートルズの世界的活躍によって音楽が変わってきたので、ぜひ注目してください。

Justin Bieber - Baby

当時15歳だったジャスティン・ビーバーが世に出るきっかけの曲 "Baby" です。

この記事投稿時でYouTubeの再生回数が30億回を突破し、MusicVieoとしてトップクラスの再生回数をほこります。

MVからわかる通り少し強いキックとシンセサイザー演奏からダンスビート調の恋愛ソングです。

Justin Bieber - Baby ft. Ludacris

Lady Gaga - Born This Way

Lady Gagaの曲の中でも有名な "Born This Way" です。

このような運命のもとに生まれたという意味のタイトルの通り、自分自身を否定せず、ありのままで生きてほしいというメッセージがあります。

とても前向きな歌詞で人種や貧富が違くても、LGBTQも関係なく道を歩んでほしいという思いを力強い歌声とともに歌い上げられます。

Lady Gaga - Born This Way (Official Music Video)

米津玄師 - Lemon

言わずとしれた名曲 "Lemon" です。

紹介するほどでもないくらい有名ですが、"Lemon" がどのジャンルになるのかというとポップスに分類されるでしょう。

失恋と別れというメジャーなテーマでありながら、ドラマにマッチした歌詞に感情に移入しやすいのと、サビのリズムが特徴的で覚えやすいのが人気の理由だと思います。

まとめ

今回はポップスについて見ていきました。

  • 定義はすごく曖昧ですが、その当時に流行っている曲
  • 使われる楽器や演奏人数に決まりはない
  • 現在はシンガーソングライターやアイドルが中心になって作られている


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