コードとは? - code -

音楽理論に興味を持った人が最初に勉強するべきことは「コード」です。

作曲をしたい人がよく気にするのはコード進行や曲の構成音で、これらは学ばなければ音楽を深く知ることができません。

もちろん、理論から外れた曲はたくさんありますが、そのような曲を作るためにも基本的なことを知ったうえで、あえてそこから外すというテクニックを身に着けなければなりません。

それではコード...の前に度数から学んでいきましょう。

もくじ

度数

その前に度数について説明します。

度数とは音と音の間隔のことをいいます。

同じ音、例えば「ド」と「ド」の関係性を「1度」と呼び「ド」と「レ」を「2度」の関係、「ド」と「ミ」を「3度」の関係と言います。

ここで大事なのは「ド」と「ド」を「0度」と呼ばないことです。これらには距離がないので0と呼びたくなりますが、度数の考え方が作られた古代ギリシャの世界にはまだ0という概念がなかったので1にせざるを得なかったのでしょう。

度数は1度から8度まであり、1度は先ほど説明した通り、基本的に同じ音を表します。

一番大きい8度とは、低い音(例えば低いド)から高い音(高いド)までの間隔を示します。

これから音楽理論を語る上で大事なコードを取り扱っていきますが、コードの話をする上では度数の概念が大事になってきますし、8度=同じ音 を指すということがパッとわかると理解が早まるので慣れておきましょう。

ここまではピアノで言うと白鍵に注目してみましたが、実際にはフラット(シャープ)もありますので、それに合う表現を用意しなければいけません。

ドからみたときにレは2度になりますが、レには「フラット」と「ナチュラル」と「シャープ」があります。これらの区別をつけるためにレのフラットを「短二度」、レのナチュラルを「長二度」と呼びます。

なお、「レ」のシャープは「ミ」のフラットと捉えることができるので短三度と呼ぶ方が多いですが、長よりも遠い場合は増二度と呼ぶこともできます。

Liz
Liz

2.5度という言い方はしないのですね...

以上の法則は2度、3度、6度、7度に当てはまります。

つまり、ドを中心に考えると、2, 3, 6, 7度は「レ」「ミ」「ラ」「シ」に当たるので、それらについてはフラットがついているものを短二度という言い方をシますので覚えてください。

では1度4度5度と、1度のオクターブ上である8度はどうなのかと言いますと、度数の中でも重要なので別の言い方をします。

4度を例にすると、ナチュラルの場合は完全四度といい、シャープが付く場合は増四度、フラットが付く場合は減四度と言います。

それよりも遠い場合は重増4度、短い場合は重減4度と言いますが、あまり出てこない言い方です。

コードとは?

それでは度数について理解できたところで、コードについて説明します。

コードとは音を重ねたものの呼び方です。

コードは3度ずつ音を合計3つか4つ重ねるのが基本で、例えば「ド」を基準にすると3度の音は「ミ」、5度の音は「ソ」になるので、これを重なると「ドミソ」になります。

これで一つのコードになり、ドを基準に3つ(ドミソ)重ねたものを「C」(シー)と呼びます。

そして、「レ」を基準「レファラ」と3つ重ねたものを「Dm」(ディーマイナー)と呼び、それ以降「ミ」を基準にしたものを「Em」、「ファ」を基準にしたものを「F」,「ソ」は G、「ラ」はAm、「シ」を基準にしたものは特別に「Bm(b5)」(ビーマイナーフラットフィフス) と名付けられています。

Liz
Liz

命名規則を覚えなければいけませんね。

アルファベットに小文字のmがついたりつかなかったりする理由については音と音の間隔に違いがあります。

ドからミの間には「レ♭」「レ」「ミ♭」の3つがあり、ミからソの間には「ファ」「ソ♭」の2つがありますよね。

Cを構成する第一音の「ド」から第三音までの間に、音が3つある場合はm(マイナー)はつきません。逆にDのように、レとファの間に音が2つしかない(「ミ♭」と「ミ」)い場合はm(マイナー)がつきます。

度数の説明のところで1,4,5度が重要という話をしたのですが、それはマイナーがつかないからというのも理由の一つだったりします。

このように考えていくと一つだけ仲間はずれが出てしまいます。それが「Bm(b5)」です。

この構成音は「シ」と「レ」の間に「ド」「レ♭」の2つしかないのでm(マイナー)です。しかし、第3音である「レ」と第5音である「ファ」の間にも「ミ♭」と「ミ」の2音しかないのです。

他のコードは3音ありますが、Bm(b5)だけは2音なので区別をつけるためにも半音下がっていることを意味する(b5)をつけています。

ピアノは右手でメロディーを弾き、左手でコードを弾くことがありますし、ギターはボーカルが目立つ場面では曲の雰囲気を支えるためにコード弾きすることがあります。

作曲する上では持ちろん、楽器を演奏する人もコードは知らなくてはならない考えなのです。

まとめ

今回はコードについて学びました。

音楽理論の基礎中の基礎になるのでぜひ覚えてから次に進んでください。

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